コンペティション受賞製品

従来品の課題と制作チームの取り組み

仮設工事などで簡易的にコンセントを設けたい場合によく使用される仮設用コンセントを常時使用できる構造に見直しました。仮設用コンセントの施工性はそのままに、常設コンセントの電線を安易に外すことができない安全性と設置スペースに縛られることが無いよう極力小型化を図り、従来の露出コンセントに比べ仮設コンセントに近いサイズ感を配慮いたしました。

従来品の課題と制作チームの取り組み

本装置は、通信ビル等で利用される直流-48Vの電力を複数のICT装置へ分岐する通信用電源機器です。 今回の開発では、従来「ねじ止め式」であった出力端子部を「コネクタ化」することで、通信設備増設の作業負担軽減、作業効率向上を実現しています。また、装置上部の給電安定化用コンデンサをプラグイン構造にすることで、コンデンサ挿入時の極性誤りを防止するとともに、従来のネジ止め作業を無くすことができ、安全性維持と現場作業負担の軽減を両立しました。
以上の点が電気保安において有効であると日本電気協会に評価され、「発明・工夫、設計・施工」部門において本賞を受賞しました。
本装置は、2018年から現場に導入されており、今後も更なる拡大が見込まれています。

従来品の課題と制作チームの取り組み

コンセントを目立たなくしたい、ホコリの侵入やいたずらから保護したいというニーズは以前からありました。しかしこれまではコンセント穴用キャップか屋外用コンセントカバーを付けるくらいしかありませんでした。そこで壁の内部に収納できるコンセントを着想しました。収納性だけでなくコンセントの気配をできるだけ感じさせないように配慮しました。

従来品の課題と制作チームの取り組み

屋外コンセントをイタズラ・盗電から守る鍵付きセキュリティカバーです。駅構内や商業施設はもちろん、戸建住宅にも広く使用されている屋外コンセントですが、イタズラや盗電が大きな問題になっております。また幼児の目線に入りやすい高さに設置されていることが多い特性上、怪我・事故・イタズラを未然に防ぐ製品を製作するべく開発いたしました。

従来品の課題と制作チームの取り組み

低床タイプの大きな問題点としてコンセント使用時にフタを閉められないことなどがあります。そのため電源プラグを挿入してもフタが閉じられる、最薄タイプのフロアコンセントを開発しました。電源プラグが収納できる上にフタがフラットなため、オフィスや店舗に設置しても物理的にも視覚的にも邪魔になりにくいです。またコンクリートに深く埋める必要がなく、工事費の低減や空間の有効活用に貢献できます。

従来品の課題と制作チームの取り組み

新築・改修に関わらず、低床のフロアに対応したフロアコンセントの需要が増加してきました。フリーアクセスフロア、コンクリートフロアのような様々な環境に対応させることが可能な為、フロアコンセントのデザインを合わせることが可能になります。 また、フタを段階調節可能にした為、フタの飛び出しを最低限にし、安全に使用できます。

従来品の課題と制作チームの取り組み

低床タイプの大きな問題点としてコンセント使用時にフタを閉められない、またはフタを取り外し可能にした場合はフタを紛失する可能性などがありました。それらは外観を損なうと共にコンセントの破損・ゴミ混入に繋がります。あわせてコンクリート面の加工を簡略にしつつ、フラットな製品ができないかという問題に着目し開発しました。一般的なコンクリート面のハツリ加工を行なうだけで、フロア面に対しフラットな仕上がりが可能です。

従来品の課題と制作チームの取り組み

温水洗浄便座用のコンセントを使って、勝手に充電する例が発生しています。 あるビルのトイレでは、個室内のコンセントを使って携帯ゲーム機をプレイし長時間占有する事件がありました。ところが電源プラグを挿したままで鍵を掛けられるような製品はありませんでした。温水洗浄便座の電源プラグを挿したまま、コンセントに施錠できる防犯カバーです。主に商業施設など公共のトイレ個室内で、コンセントで勝手にスマートフォン等の充電をしたり、それによる個室の長時間にわたる占拠を防止します。

従来品の課題と制作チームの取り組み

例えば高層住宅では、景観を重視しガラス壁を多用しており、リビングも広めです。こうした壁面にコンセントを設置できないケースに、本フロアコンセントを設置することにより、コードを遠く離れた壁コンセントから長々と床上を這わせること無く、ガラス壁の間際で使用することが可能になります。また、電源・テレビ・電話・LANといったフル装備が出来、この一台からあらゆる取り出しが可能です。